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【奈良】行列必至!名物「逆きつねうどん」を徹底調査してきた(その1)

奈良市では「油揚げが乗ったきつねうどん」ではなく、揚げの中にうどんが収まっている「逆きつねうどん」の店があると何かで読んだ。ずっと食べてみたいと思っていたところ、別の取材(不審ヶ辻子町)で同市に行くことになり、調査(=食事)に向った。

この店は「うどん処 麺闘庵」。営業しているのは金曜日~月曜日だけ。営業時間も午前11時~午後3時(土日は午後4時)なので、遠くから行く人にはなかなか厳しい条件だ。

暑い中、外で長時間並ぶのは避けたかったので、一番空いてそうな月曜日を狙った。東京から新幹線と近鉄特急を乗り継いで約3時間。綿密に計画を立てて、記帳開始の10時半ぴったりに到着した。

麺闘庵は「もちいどのセンター街」の入口近くにある。余談だが、「もちいどの」を「もいちどの」と読み間違えている観光客を見かけた。「餅飯殿」と漢字で書けば、読みが難しいから、かえって覚えてもらえるのではないだろうか。

商店街のアーチ型入口の看板。中央に「もちいどの」と書かれ、上部にカラフルな飾りがある。

店の近くまで行くと歩道は人であふれ、複数の警備員が出ていた。「平日の開店30分前に、こんなに人がいるの?」と思ったが、誤解だった。この人たちは隣にある「高速餅つき」で有名な中谷堂に来た客だった。10時30分に順番待ちの紙に記入すると、ラッキーにも1番だった。

よもぎ餅の価格表。1個200円から始まり、数量に応じた価格が表示されている。現金のみ。

センター街をぶらぶらしているうちに11時になった。「逆きつねうどん」は通称で、メニュー上の正式名称は「巾着きつね」だった。確かにその方が上品な響きだ。巾着うどん専門の店かと思ったら、普通のうどんのメニューも多かった。しかし、人気ナンバー1はやはり「巾着きつね」で9割の客が注文するという。No2は「カレー巾着」だそうだ。

人気No1 中着きつね 金額1300円

お店の方に「このお店はいつ開店したんですか」とか「巾着きつねは誰が考えたんですか」と質問したが、開店直後で忙しかったからか、詳しいお話は聞けなかった。後で過去の新聞記事などを調べたところ、脱サラしたご主人が懐石料理のようなセンスの良いきつねうどんを目指して考案し、揚げの中にうどんを入れ、ネギで口を閉じる形にしたらしい。

うどんが入った揚げの煮物の器

食べてみてまず、「揚げが甘くない」ことにちょっと驚いた。一般的なきつねうどんの甘じょっぱい油揚げに目がない人には向かないかも。具は何もなく、ネギさえも別皿で提供される。讃岐うどんのような強いコシを想像していたが、実際はダシをたっぷり吸って、箸でスッと切れる柔らかいうどんだった。(つづく)

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